先物取引で借金を作る

ある日、自宅に一本の勧誘の電話が掛かって来ました。それは「金の先物取引」の電話でした。当たり前ですが先物取引にはリスクが伴います。

最初は私も警戒していましたが、営業マンから「絶対儲かる!」「昨年は数千万稼いだ人もたくさんいる」と聞き、ついお金に目がくらんだ私はその儲け話に乗ってしまいました。

先物取引は相場が上がっていって損をしていなければ放っておいても良いのですが、それでは営業マンの手数料が入りません。そんな時は営業マンから「いまがチャンスなので勝っている利益を一度確定させて、さらに稼ぐために口数を増やしましょう」などと言われ、利益を清算してそのお金を元金に新しく口数を増やしてゆきました。ところが、口数を増やしたと同時に相場が下がりはじめました。

先物取引は、勝っている時とは逆に、損をしている時は、ある一定のところで決済をして損失を確定するか、追証と呼ばれる追加金を払って値があがるのを待つかの選択をしなくてはなりません。

私は損をしたくなかったので営業マンの言う通り、追証を続けました。始めた当初は30万円程度であった投資金額も、あれよあれよという間に取引額が300万円を超えてしまいました。

先物取引をするようになってからというもの貯金はまたたく間に底をつきました。ここで先物取引から足を洗えば良かったのですが、どうしても損をしたくなかったので、消費者金融からお金を借りて追証へお金をつぎ込みました。

しかし、注ぎ込んだ追証金もすべてパーになり、私は先物取引から足を洗いました。そして残ったのが消費者金融からの借金でした。当時は一文無しになっていたので払う余裕はなく、弁護士さんへ間に入ってもらい債務整理をしました。

http://昔の借金時効.net/